工房・産地紹介


伝統と職人の国、ドイツ。

木製工芸品の産地

ドイツ・エルツ山地

ドイツ人形の生産地は、ドイツのエルツ山地(Erzgebirge)。
チェコとの国境に近い旧東ドイツにあり、鉱山として知られていました。

このエルツ山地は、木材の潤沢な供給地であり、森林が60%を占めています。
この地域の人々は、何世紀も続いた採鉱業が衰退する中、鉱物の採掘に利用された豊富な水力と木材、さらに、歴史的伝統から木工品やおもちゃ作りに活路見出しました。

今では、ドイツの木製民芸品の産地としてよく知られています。

オルベルンハウ(Olbernhau)

KWO社のあるオルベルンハウ(Olbernhau)は、エルツ地方の東部に位置し、ザイフェン(Seifen)と同じようにドイツ民芸品の産地として有名です。

別名『七つの谷の町』とも呼ばれ、町にはフローハ川とその支流が流れています。
ブナやモミの森と山に囲まれた美しい町です。

オルベルンハウにあるミュージアムは『Haus der Heimat(故郷の家)』と呼ばれ、1957年に建てられました。
オルベルンハウの鉱山や民芸品の歴史を知る上で欠かせない場所です。

民芸品の展示ホールには、3.2mの高さを誇るクリスマスピラミッドがそびえ、手作りの人形たちや、3000を超える透かし彫りが訪問客の目を奪います。
木製民芸品の生産が始まった1800年代の質素な小屋の展示では、当時の生産風景や生活習慣を知ることができます。

このミュージアムでは、この地を発展させた人々たちへの尊敬と、この地に暮らす人々がいかにこの土地を愛しているかが理解できます。


クラフトマンシップあふれる工房

KWO社

KWO社は、従業員140人を抱えるこの町の中心企業であり、エルツ地方最大の木工民芸品製作会社です。

KWO社では、煙出し人形、くるみ割り人形、オルゴール、クリスマスピラミッドなどの手作り木工芸品を製作しています。
なかでも煙出し人形には定評があり、丸顔のふとっちょさんと長いひげを蓄えた伝統的な村人のシリーズがあります。
どちらもふくよかでゆとりのある表情をしています。

マイスター(職人)たち

今日エルツ山地には民族木工芸品の伝統が受け継がれ、献身的で熟練した人々が伝統を引き継いでいます。

工房には最新の機械が導入されていますが、ほとんどの生産工程は100年前と変わっていません。

毎年、新しいスタイルの商品が発表されますが、古くからのエルツ山地の伝統が守られています。

KWO社は、海外活動も積極的で、2009年7月に開催されたトレードショー/アトランタに参加しました。